在校生ブログ

WhartonにおけるStock Pitch経験

2019.11.17 Category:課外: クラブ活動

Wharton1年目のTMです。私のバックグラウンドは総合商社で2年間財務部で資金調達や、為替・デリバティブ商品を含む金融商品のトレーディングをしたのち、5年間国内外の不動産投資、不動産運用会社への出資、投資先管理、撤退等を担当してきました。

Whartonでは、「自らをuncomfortableなスペースに追いやる」をテーマに経験してこなかったものに対して自分を追い込もうとしております。その一環で、117日の週にUniversity of Virginia Dardenに赴き、University of Virginia Investment Committee主催のStock Pitch Competitionに参加してましたので、その体験を記載させて頂きます。

 

そもそもどうやって出場したの?

プロセスとしては、Wharton内でのStock Pitchコンペにチームを組み(3人)、出場したのち、順位が高い順に、各大学で開催されるStock Pitchコンペの場所を選ぶことになっていました。私たちのチームは、ほかの2人の力もあり、(私はほぼ無力)13チーム中4-7位のポジションだったため、UVIC含む他大学のコンペの順位をつけ、無事希望通りのUVICのコンペに出場してきました。(ほかにはColumbia, Kellogg, Cornell等ありました)残りの二人のメンバーがVirginiaからの帰り道にDCに寄りたいという理由だけだったので、特段順位づけに深い意味はありませんでした。笑

 

そもそもコンペティションって?

Recruiting関連のClubに属すると、このようなCompetitionが定期的に開催され、Job Switcherがチャレンジしやすい(レジュメにも書ける)環境を提供してくれています。具体的には、WhartonではPE/VC ClubDistressed investment ClubReal Estate Club、そしてInvestment Management Clubが開催しています。

 

どんなメンバー?

今回は、前回のWharton内のStock Pitchと同じメンバーでした。具体的には、二人ともアメリカ人で一人はシアトルのIM、もう一人はニューヨークのPE出身というメンバー。Wharton内のピッチ締め切り数時間前に主催者側やってみたいという意思を伝え、ランダムに選んでもらったメンバーでのチーム編成でした。ランダムながらも素晴らしいメンバーでした。ただし、最後に行きつくまでには相当な苦労を伴い、胃が痛くなる日も結構頻発しました。。

 

苦労した点は?@Virginia Pitch

  • スケジュール調整が困難
  • 優先度のばらつき
  • 第二言語で人を説得することの難しさ

 

何を当たり前のことを、とおっしゃるかもしれませんがMBA学生にとって、スケジュール調整は果てしなく困難なパートです。個人的には、実際のコンペ前に何度かあつまりたかったのですが、インターン採用活動、授業の合間を縫って結局会えたのは2回でした(2週間で)。2点目でも挙げていますが、人によってこのCompetitionに対する優先度が全く異なるので、初回のミーティングでもMGMT610 (Wharton 1年生で最初に学ぶLeadershipやTeamworkの集中講義)で学んだ、Brain Stormingを各自で行ってから集合し議論するBrain Writingという理論を応用してみたかったのですが、かなわず。当日集まって、一斉にリサーチを始めるといった流れになってしまい、時間も労力も効率よくできなかったところは反省です。MBAという上下関係のない完全にフラットな組織において、プロジェクトを推進することの難しさを感じた次第です。

また、実際のコンペでは10分プレゼンののち、15分質問タイムという構成でした。自らがアサインされたところはプレゼン内で説明できても、後半の質問タイムでは質問の意図を組み、それに対して、自分のポジションを崩さないように返答するという点において全く貢献できず、自らの英語・理解力のなさに愕然とし、気持ちあらたに迎えた次第です。

 

結果

実際のプレゼンは、初戦敗退しFinalistにはなれませんでしたが、英語でプロに説明をする機会、アメリカ人とのチームワーク経験、投資に対する考え方、など学びも多く、非常に良い経験ができたので引き続き前向きに進んでいこうと思っています。

また、Virginiaの旅のなかで各個人の家族の話、信仰宗教や、キャリア感などを共有し、自分とは他業界の人の話をフリーに何の気負いもなく聞けるという、MBAならではの素晴らしい環境に改めて感謝した次第です。

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