2年生のNKです。1st RoundのInterviewもはじまり、2nd Roundの出願が近づく中、キャンパスビジターの方が増えています。今年夏に東京で日本人在校生/卒業生による学校説明会を開催したこともあり昨年よりもビジターの方の数が1.5倍ぐらいに増えており私達在校生も大変嬉しく思っています。
受験を考えておられる方、キャンパス訪問、授業の聴講、アドミッションイベントへの参加、在校生との交流等を通じてウォートンの魅力を実感していただければと思ってます。是非フィラデルフィアまでお越しください!
前置きが長くなりましたが今日の本題です。
ウォートンはトップビジネススクールの中でもInternational Opportunityが豊富な学校であることは間違いないと思います。同級生約850人のうち約40%が世界の約70カ国の出身のInternationalであるだけでなくInternational Opportunityを学校側が積極的に取り入れています。
HPで紹介している中で主なものをあげるだけでも以下のような機会があります。
①Degree Program in International Study (Lauder Program等)
ビジネスだけでなく、国際情勢、または外国の言語と文化の研究も同時に追求したい学生向けに他大学、他学部とのJointプログラムが用意されていますが、中でもMBA/MA–Lauder プログラム(MBAとMA(国際関係修士)の2修士を2年間で取得)では毎年約60名の学生が多国籍企業の経営者等を目指し学んでいます。(現在アラビア、中国、フランス、ドイツ、ヒンディー、日本、ポルトガル、ロシア及びスペインの9言語のプログラムがあります)
②Wharton Global Immersion Program (GIP)
特定の地域の経済、文化等について5週間の授業および4週間の当該地域への旅行を通じて理解を深めるというものであり選択科目として用意されているものです。地域としてはアフリカ、南米、東南アジア、中国、インド、中東、東欧等があり毎年135名程度の学生が参加しています。
③Global Consulting Practicum (GCP)
米国外の国の企業に対して海外ビジネススクールの学生とチームを組み、コンサルティングを行うものであり選択科目として提供されています。1978年以来、250以上の企業に対して約1,000名のMBA学生がコンサルティングプロジェクトを行ってきている長い歴史があります。プロジェクトを行っている対象国としてはチリ、中国、コロンビア、インド、イスラエル、ペルー、スペイン、チュニジア等があります。
④Wharton International Volunteer Program (WIVP)
途上国の経済発展や生活の質改善を目的として各国のNGO/NPO等と共にボランティアに取組むものです。ボランティアといっても取組む内容はビジネススクールらしくビジネスプランの作成、戦略策定、オペレーションの改善、資金面計画、コスト管理などビジネススクールで学ぶスキルを活かして現地の人々、組織をサポートをします。夏休み期間中に2‐4週間の期間で行うものであり昨年は主にアフリカ、南米、東南アジア、インドなどの地域で60人以上の学生が各地で14のプロジェクトに取組みました。
⑤Global Career Trek
MBAの学生およびMBA Career Management Officeが一緒になり欧州、中東、南米、アジアなどの地域の主要企業を回り、MBA学生のリクルーティング活動を行っている企業との面談を行っています。通常は地域だけでなく業界ごとにCareer Trekが企画されますが、2008年の例では様々なCareer Trekを通じて世界の150以上の企業を訪問しました。
⑥International Exchange Program
米国外の14のパートナー校と提携してセメスター(約3ヶ月)をウォートン以外の現地校で学ぶものです。交換留学先で履修した単位はウォートンの単位として換算されます。交換留学先の例として人気があるものの1つに仏のビジネススクールであるINSEADとの交換留学があり、INSEADのフランス校、シンガポール校のキャンパスで毎年多くのウォートン生が学んでいます。
このようにウォートンでは沢山のInternational Opportunityが提供されていますが、具体的な体験談として次の投稿で、私が参加した南米GIPについてご紹介したいと思います。