受験体験記 WG21 (商社)

  1. 投稿者(ペンネームorイニシャル):MINOPU
  • 性別:男性
  • 出願時年齢:29歳
  • 海外経験と期間:0-6歳の6年間米国。大学時に交換留学にて1年間英国
  • 費用:社費
  • 奨学金: 無
  • 最終学歴:文系私立大学卒業
  • GPA: 3/4.0
  • 塾(試験対策): 大量(後述)
  • カウンセラー: Jessica King
  1. 出願先及び結果、最終スコア(TOEFLGMAT
    • 出願先及び結果
Round1への出願はスケジュール的に間に合わず、すべてRound2での出願。
出願先 結果 出願時期
The Wharton School of the University of Pennsylvania 合格(進学先) Round2
IESE 合格 Round2
Harvard Business School Waitlist Round2
MIT Sloan School of Management Waitlist Round2
London Business School Waitlist Round2
University of Michigan’s Ross School of Business Waitlist Round2
Kellogg School of Management 不合格(面接あり) Round2
  • 最終スコア(TOEFL・GMAT)
GMAT :690点(Verbal 34/ Quantitative 49)受験5回 TOEFL           :108点(Reading 28/Listening 29/Speaking 24/Writing 27)受験17回 Introduction
  1. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。 2012年に総合商社に入社後は、財務部への社内出向を経て、金融グループにて勤務。財務部時代には、財務子会社への再出向も経験し、財務部が運用する金融商品のバックオフィス、L/C・B/C・送金などの貿易実務を経験。財務部に在籍時は為替、金利・為替スワップ、オプションのディーリング、資金調達実務を担当。2014年に不動産関連部署に配属後は、国内外の運用不動産・ファンド投資、事業投資先(4社)の管理、新規事業投資先の立上、米国での事業撤退・訴訟等を担当。
  2. 海外経験
1989年~1995年 父の仕事の関係で米国に在住 2009年~2010年 英国に交換留学、その後米国日系証券会社で2ヶ月間インターン   Why MBA? Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。) 家族内にMBAホルダーがいたこともあり大学生の頃からうっすらと意識はしてきていたものの、大学卒業し、就職後は仕事に没頭していました。しかし、国内外事業投資先管理業務の一環である経営計画策定や新規事業検討等に携わり、事業投資先から同業他社へ人員流出するケースや、事業環境悪化による資金繰りの悪化に伴い、設備投資が出来なくなったケースを見てきた中で、今後総合商社が事業投資から事業経営へと舵を切る状況化、今後の事業再生・拡大には経営人材の重要性が益々高まると同時に、従前の経営手法に捉われない、経営判断をする経営のプロフェッショナルである必要性を痛感したことがきっかけとなりました。   Q.留学後のビジョンを教えてください。 ポートフォリオ会社の経営ポジションを担えればと思っております。   Preparation for MBA application <概論> Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。 前もって申し上げておきますが、受験同期、ならびに諸先輩方と異なり、非常に苦労した受験生活を私は送ったため、本パートは受験時にもしも苦しんでしまったときの勇気づけ程度に読み流してください。
時期 特記事項
2017年12月 –         社内選考合格(TOEFLスコア:95) –         元来飲酒を好む方ではないものの、受験は小学校以来・願掛けも兼ねて禁酒を決意。(結果、1年間での飲酒量は総合してコップ1杯分に満たない) –         アカデミーヒルズ@アークヒルズに入会し、会社⇔アークヒルズ⇔自宅というトライアングル生活を開始
2018年1月 –         TOEFL受験と並行して、GMATに関しては時間をお金で解決する方針を策定し、Agosへ通学を開始。 –         TOEFLについては、Donald(TOEFL Speaking)、Michael(TOEFL writing)を受講。
2018年3月 –         誕生日翌日に受験したTOEFLにて104点まで上昇し若干気が緩む。 –         GMATについては、Agos基礎コースの受験が終了したため、先輩方に倣いY.E.Sへ通学を開始(週2回)。人生における上野エリア訪問率アップ。
2018年4月 –         プライベートの不調(彼女にフラれる)、撤退案件の業務も重なり、メンタル面が不安定に。
2018年5月 –         メンタル不調ながらも受験したTOEFLで最高点(108点)を取得し、TOEFLの受験を一旦完了させ、GMAT学習へ本格移行 –         直属の上司ならびに懇意にさせて頂いている事業投資先の部長が受講された、ミルトン宮崎の特別講義をゴールデンウイークに受講。 –         「必ずあなたを受からせる」と断言してくれたJessica Kingをカウンセラーに選定。
2018年6月 –         Y.E.Sの吉井先生にいじられる回数が増加。徐々にいじりなのか愛のムチなのか、分かりかねて憂鬱となったほか、授業形態が肌に合わず受講を停止。 –         Agos中山先生(通称God Nakayama)の個人Tutorを受講開始 –         God Nakayamaの一言目「YESでならったことはすべて忘れて、ご自身の英語力で解いてください」(往々にしてよくあることだが、指導機関同士のネガキャンはよくあることであるものの、この段階にて自分がついて行けるような師を見つけられたことはよかったように思います)。彼のカウンセリングは定期的に受講。
2018年7月 –         7月8日初GMAT受験するも前日に愛犬が逝去したメンタル不調要因もあり、520点を叩き出し、茫然自失。自分の根拠なき自信をつぶされる。
2018年8月 –         心機一転、夏休みを活用し勉強仲間と熱海にて集中勉強合宿を実施。
2018年9月 –         9月27日に2回目GMAT受験するも20点(540点)しか上がらず、この時点でRound1へのアプライを断念。 –         カウンセラーであるJessicaに、このままカウンセラーを続けてくれるか確認したところ、「Of course!」の回答に元気づけられ勉強にギアを入れ直し。
2018年10月 –         秋の到来を感じ、四季の豊かさを通じて焦りを感じる。 –         直属の上司(LBS)、事業投資先の社長(Kellogg)に推薦状を依頼。
2018年11月 –         11月12日受験の3回目GMAT受験するも600点。 –         受験校のポートフォリオを変更する可能性があることも視野に入れつつJessicaと相談。 –         直属の部長に業務分担についてご相談し、すべて副担当に変更頂く。 –         名本「常勝軍団のプリンシプル」に出会い、根拠なき自信を取り戻す。
2018年12月 –         気合を入れた12月7日受験のGMAT4回目でまさかの560点。 帝国ホテル(受験会場)の外で途方にくれ、受験後の2時間は現在LBS在学の親友と2時間Skype。叱咤激励を受け、GMAT→GREへの切り替えを決意。Amazonで即日単語帳を注文し、MagooshでGREの勉強を開始。 –         受験同期との夕食会にても激励を受ける。 –         12月25日に受験した初回のGREで660点相当を獲得し、ある程度の心理的な余裕を得たのち、3日後の12月28日受験のGMATで690点を獲得。GMATのスコアメイクを終了。点数を見た瞬間、試験室内でガッツポーズ。本当にうれしく、最後まで諦めなかったことへのRewardだと思い本当に嬉しかった。
2019年1月 –         GMATスコアメイク完了後、翻訳サービス等も活用しながら、年末年始はほぼ徹夜の状況で1月3日締切のLBS、Wharton、4日Harvardを提出。略記憶がないほど、ワークロード重い。 –         7日にMichigan、9日にKellogg、14日にIESE、22日にMITを提出。 –         15日にKellogg、IESE、25日にMichigan、30日にHarvardのInterview Invitationを受領しBizmates、Jessica King、Steven Green,、MBAvenueにてMock Interviewを開始。 –         18日~20日にて弾丸でKelloggのCampus Visitを実施。20年ぶりの寒波初日にぶつかってしまい、観光も2ブロックで断念。Admissionから天候ネタで笑いを取り、今回のVisitの達成感を感じる。 –         Michiganについては、18日にInternational Studentsのinvitation発送日だったが連絡がこず、落胆していたところUS studentsとして25日に受領。 –         28日にKellogg、29日にIESEのInterviewを実施。初インタビューにしてはよくできた内容だと自己評価(但し結果はDecline)。
2019年2月 –         2日にMichiganのTeam Based Discussion、7日に同校のInterviewを実施。 –         7日にLBS、8日にWharton、22日にMITのinterview invitationを受領 –         11日にLBSのCampus Visitのち、IESEのOpen day、Assessment dayに参加。 –         IESEのOpen dayのOperation Managementの授業の面白さに触れ、意気揚々とAssessment dayに臨み、Spanish ×2、US×1、Brazilian×1というメンバーのなかでは楽しくプログラムをこなしたが、授業では必死に手をあげるも、教授から指されず意気消沈。バルセロナを後にする。 –         21日にHBSのReceptionに参加し、22日にInterview。名物インタビュアーEileen対策として、業界分析等詳しく実施したものの、別アングルの深堀をされてしまい、撃沈。 –         22日にMITのInterview Invitationを受領。おかげさまで全校からInterviewをもらえ、テンションがあがる。 –         28日にWhartonのTBD & Interview & Receptionに参加。TBDはTaiwanese ×2、日本人×3となっており、そのうち2人は既知のメンバーということもあり、Discussionは波風立たず終了。個人Interviewは5分で終了。
2019年3月 –         1日にIESEよりAcceptanceを受領。会社の廊下で必死に笑みを隠しながら、「心の底から嬉しいです」と伝える。 –         7日にMITのInterviewを受けるも、20分で終了し、何が評価されているのかわからないまま全校Interviewを完了。 –         15日MichiganのWaitlistを受領。 –         21日に第一志望のWhartonの合格を電話で通知。 鳥銀銀座店で、人目をはばからず泣く。家族でシャンパンをあける。 –         26日~28日に立て続けにHBS、Kellogg、LBSのWaitlist・不合格通知を受領。
2019年4月 –         The Wharton school of the university of Pennsylvaniaへ進学を決定。
  Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
  • Campus Visitは受験2年前に粗方受験志望校は回っていたため、受験時は絞って実施。
  • Info Sessionに行き、フィット感を確認。また、Alumniの人とはSkypeを通じて会話をすることで受験前に入学したら受けるであろう授業、入るであろうクラブ等で妄想を膨らませておりました。
  • 他には、面接の際に利用したMBAvenueという面接対策サービス(有名MBAの在校生が模擬面接をしてくれる)を通じて、日本人だけでなく外国人の目線からもフィット感を感じ取るように意識していました。
Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。  <スコアメイク> Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 TOEFLIELTS(科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など) 上記スケジュール同様にご参考頂くには程遠いと思うが、受験記として記載することとする。 TOEFL
  • どのようなテストでも同じことが言えるが、毎年の受験者及び予備校側の対策慣れに伴い、MBA 受験者の得点水準が上昇。従前まで言われていた「100 点でOK」、「105 点あれば強い」では足りず、「100 点は最低ライン」、「105 点で普通」、「110 点でやっと強いかな」という程度にインフレした感あります。
  • 毎年MBA 受験者の水準感は変化するのだろうが、間違いなく105 点以上がトップスクールへの最低条件になると思います。自戒の念も込めて110 点を目指すことを推奨。個人的には5月に108 点を獲得した段階から、TOEFL の勉強は明らかにペースダウン(むしろほぼ停止)してしまい、結果Writing 以外のセクションの点数がブレ出してしまったことを激しく後悔。もっと頑張れば110 点取れただろう、という悔しい想いがある。
  • GMAT と違い、何回でも受験でき、最高得点だけを報告すれば良い試験であり、且つ各セクションの点数を上手く揃えることが難しいので、ネイティブクラスの英語力が無い限りは受験出来る限り何回でも受け続ける戦略が有効。(2019年8月よりMy Best Scoreという全セクションの最高点の合計をOfficial Scoreとできる制度が導入されるとのこと。)
  • 個人的な感触としては、Speaking、Writing はTOEFL用のテクニックで点数を上げることが出来るが、Reading や特にListening は地道な努力で根本的な英語力を上げるしかない。その為、Reading、Listening は最初から自力で地道に勉強し続けつつ、Speaking、Writing は後述の予備校を上手く使い、早々に高得点が取れる状態を作り出す、というのがベストか。
Reading –         TOEFL 英単語3800 –         The Official Guide to the TOEFL iBT –         Kao Man Fen さすが10億人以上いる中国だけに、無料のStudy Materialも充実。こちらのウェブサイトは、無料で過去問が受験できるようになっており、私はほぼすべての問題を2周することで苦手意識をなくすようにした(おおよそ100回分)。 http://www.kmf.com/
Listening   色々なパターンの方がおり、全くメモを取らない人もいれば、大量にメモを取るパターンもあり、人それぞれが自分に合ったパターンを見つけることが肝要。最終的にはある先輩の「ゴッドハンド」という攻略法で実施。自分の中で、全てを聞きながらもメモが取れる集中力のバランスは、耳90%、右手(含む目)10%の配分であることに気づいたが、おそらくメモを取っている最中は、右手や目に半分近い意識が持っていかれている気がしていたので、それを押さえ込む為に、「リスニング中は左手でヘッドフォンを強く抑え、聞く意識を失わないようにする」というクセを付けた。具体的には、一回も耳からは意識が離れないが、かなり適当に、メモ用紙をしっかり見ることも無いレベルで最低限のメモを取っている、という状況。各問題でメモ用紙を一枚使いながら、ブレッドポイント方式で纏めていくような形でノートテイキングを実施。方法は何でも良いと思うが、要はメモを取りながらも聞くことから意識を離さないようにすることが大事と思います。 –         Scientific America Appleのサービスである電子ラジオであるPod Castの一番組。極めて内容はTOEFLのリスニングに近い内容であり、Botany、Astronomyなどの内容について鍛えられ、時間も1~3分と程よい時間なので、何本かまとめてヒアリングすることが可能。 https://www.scientificamerican.com/podcasts/
Speaking   –         E4TG 京橋に所在するDonald先生主催のSpeaking塾。他の学校には赴いたことがないが非常に参考になった。1週間に一度、1回3時間程度6~7人のチームでトレーニングを実施。教えられる内容は極めてシンプルで、米国のプレゼンテーションでよく重視されるSTAR(Situation, Task, Action, Result)を大切にするということのみ。エッセンスを理解すれば、23~24点が取れるという認識。
Writing –         Michael Jackを使われている方が多いようだが、私はMichaelをTOEFL受験期に活用。彼は1本1000円という破格のプライスでTOEFLのEssayを修正してくれるほか、Webpage上にTemplateを用意してくれている。このTemplateを覚えれば、ケアレスミスも減りスコアが上昇すると思います。(TOEFLのスコアはまず、コンピュータが採点し、そのあと手動での採点となるが、コンピュータでの採点はケアレスミスを採点するため) https://www.toeflresources.com/writing-section
  GMATGRE(科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など) GMAT
Qualitative マスアカだけでは、最近の試験傾向上点数が伸びないと思いますするため、以下の資料を使用 –         J-Math Quantで高得点を出すための、特に難易度の高い問題について丁寧に纏めてある問題集。4万円弱と高額ではあるものの、マスアカで不足している難易度の高い問題への対応が可能かと思います。 https://www.jmath.co.jp/
Verbal –         E-GMAT インド発祥のオンラインGMAT勉強サイト。シカゴ大学に受かった住友商事の方から教わった。私は本資料でMathは勉強しなかったが、RC・SC・CRをビデオ(すべて英語)を通じて、概念を理解したうえで膨大な問題数を解いた。Priceも299㌦であったため、お得感はある。499㌦のコースだと点数アップ保証あり(50点) https://e-gmat.com/   –         浜口塾 大阪・汐留に塾を構えるも、オンライン講義が安価なため有名な塾。全ての問題において、ビデオ解説があり、また本番に併せた36問の一式問題集が約30セット程(要追加コスト)用意されている。ビデオ解説と通塾の解説の差はほとんどないといわれているため、オンライン講義を受講。約10万円ほどであり、こちらもお得感がある。 但し、God Nakayama曰く、浜口塾オリジナル問題が紛れ込んでおり、本番とは違う要素があるため注意が必要。 https://www.hamaguchijuku.com/   –         OG (Official Guide) 全ての受験生が購入するであろうOfficial Guide。直近からオンラインに対応することとなり、購入した際の巻末にあるIDを入力することでPCを用いて、オンラインで問題を解くことができ、正答数、苦手な種類、時間等がデータで示されるため、対策も練りやすい。最後の方はひたすらにこちらを解くこととなった。出版年度による問題の差はほとんどないが、God Nakayamaに聞くと年度毎に異なる問題を教えてくれる。   –         Affinity 大手町にある塾であり、本店勤務者は通学しやすい。ロジカル英文法、RCとSCのコースを受講したが、すべてが1か月間で完結することと、約6万円前後という価格から受講の垣根が低い。RCについては、他の塾と比して極めて体系だって教えてくれるため、非常に参考となった。 https://www.affinity-english.com/gmat/index.html   –         Agos 最初は「大衆的な塾だ」と斜に構えていたが、結論からすると役に立ったと思います。Agos基礎コースにて配布する、緑のGuide Bookは非常に良い。SCについては、解く順番、また選択肢間の優劣の判断でき、心のよりどころとなる。また、白本と呼ばれる過去問集もある。 http://www.agos.co.jp/   –         ミルトン宮崎(Meister) 5月と8月の2回にわたり、6~8名限定でブラジル人と日本人ハーフ?のミルトン宮崎によって開催される塾(5,8月以外はブラジルの有名大学の教授をしているらしい)。渋谷のマンションの一室で開催されるが、私は直属の上司と事業投資先出向中で懇意にしている方がいらしたこともあり、入塾。しかしながら、初日からレベルの低さに驚き、最終的には費用対効果が最悪な投資となった。(5日間で50万円という高額)但し、人柄は良い。 http://www2.gol.com/users/meister/   –         Y.E.S(Yoshi English School) 先輩方も通われた上野にあるSCに特化した吉井先生が主宰する塾。吉井先生自体は、アフリカのホテルで皿洗いや数学の教授をしていた、常に筋肉マッチョなど変わった特徴がある。扱う問題が古い、等のご指摘があるがそれよりもスパルタな授業スタイルであり、一旦私のように目を付けられると、授業中に愛のムチ(全生徒の前で叱咤)を受けることとなり、つらい思いをする可能性がある。 http://www.yes-05.com/
PREP PREP(模擬試験)はOfficialのものだと6セット2回ずつしか受けられないため、Kaplan、Manhattan社のPREPを受講。Kaplan社のPREPは問題数も数千問あるほか、セット数も8セットと豊富。Manhattan PREPはMathの難易度が非常に高いので、本番よりもQuantパートの点数が2~3点程度下回るイメージ。裏技としては、Official のアカウントを2つ作成すると、PREPが 丸々2セット受けられることとなるが、後々カンニングと取られる可能性もあることから自己責任でお願いします。
GRE
Quantitative/Verbal GREについては、GMATを一通り学習後に学習したため、Magooshのオンライン講座、ならびにManhattan PREPのFlash cardのみを用いて学習。 Quantitativeについては、GMATの比にならないほど簡易であり、GMATを一折学習した後の場合においては、ほとんど追加の勉強は必要ないかと思います。 一方、Verbalは長文読解と単語(意味)が問われるが、単語の難易度はGMATのVerbalをはるかに上回るため、市販の単語帳を用いてひたすらに記憶することが肝要。
  Essay & Interview Q.カウンセラーを決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください 私の場合には、Jessica Kingとしか面談もせず決めてしまったので彼女のことのみの記載にとどめるが、高いプロフェッショナリズム、ポジティブシンカー、コミットメントの強さに惹かれ、最後まで起用してよかったと思わせるカウンセラーであった。また、ブレストにはとことん付き合ってくれ、受験者本人のメンタルサポート、学校ごとの特色も良く理解しており、頼りがいがあった。但し、「Boring」「Not Logical」等ストレートな物言いをするタイプであること(私はMなのでフィット)、人気度が高く、時折返信が遅れ気味になる傾向あることには注意。 時間が不足した際には、翻訳サービスも活用。私は、オーストラリア在住のGanivetさんを活用したが、日本時間でエッセイを書き上げ、豪州時間で翻訳してくれるので24時間で完成するというサイクルが構築できたことは役立った。   Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 推薦状 原則2通、かつ一人は直属の上司であることが要件であり、直属の上司、ならびに管理する事業投資先の社長(両名共にMBAホルダー)にお願いしました。書いていただく前に30分程度お時間を頂戴し、自分の強み・弱み・リーダーシップを発揮したであろう時・チームワークしていたという印象的な事柄をヒアリング。その後、最もGeneral、かつ文字数の多いLondon Business Schoolのエッセイ作成をお願いしました。学校ごとに推薦者を変える方もいらっしゃるようですが、一貫性の観点から変更しませんでした。推薦状と本人が記載するエッセイとで全体の打ち出したい像を作り上げるため、推薦状とエッセイの内容がかぶらないようにすることは意識していました。 インタビュー 回答内容のベースはエッセイ作成の段階で完成しており、あとはどのように自身のプレゼンテーション能力を高められるかが肝だと思われます。
  • 単語帳
私はHarvardにRound1で合格していた同業他社の方からのアドバイスに従い120個ほどの想定質問を記載した単語帳を作成。過去の質問リストはEd義塾のEdが大量にデータベースとして保有。
  • カウンセラー
Steven GreenやJessica KingといったカウンセラーによるMock Interviewも受講。JessicaのMock Interviewは圧迫面接(原則無表情)。
  • MBAvenue
最も効果が高かったと考えているのはMBAvenueというサービス。Harvard Business Schoolの学生がローンチしたビジネスで、志望MBAの在校生がMock Interviewを対応。1時間当たり150㌦程度と、エッセイカウンセラーによるフィーよりは安価であることや、現地の状況や学校の話も聞けてしまうので、Interviewの時にも、「○○という人と話したこともあり~~」といったネタにもできる。 https://mymbavenue.com/ Q.エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。 ・協調性(オーケストラ、ボーイスカウト) ・幼い頃の困難(いわゆるエセ帰国子女のコミュニティに入ることの辛さ) ・担当してきたビジネスの多様性(事業の生まれたから死ぬまでを担当と伝えていました)   Why Wharton? Q.受験校はどのように選択しましたか。進学校の決め手は何でしたか。  トップスクールであること 多様なバックグラウンドを持つ優秀な学生が互いに切磋琢磨し、刺激を与えあえる環境が整っているいることを前提としました。 アルムナイネットワークが強固であること MBAを選択した理由の一つとして、多様なキャリアバックグラウンドの人たちとのネットワーク組成を重視しており、今後の事業拡大等に活用できる人的ネットワークがあるWhartonに魅力を感じました。 カルチャーフィットを感じられること 各大学にカラーがあるが、私の場合にはFinanceバックグラウンドを有しているほか、プログラムへの貢献可能性、また西海岸にもキャンパスがあること、など様々なポイントがありましたが、最終的には卒業生、そして社内にいるアルムナイの方から受けた直感を大事にしました。     Advice and Messages 一言メッセージ 「MBA受験は楽しむべきだ」とはGod Nakayamaや諸先輩方が仰っていたことですが、私の場合はとにかく、受験プロセスが「ストレスフル」の一言に収斂しました。TOEFLは比較的スムーズにスコアがでたものの、勉強時間にまったく比例しないGMATのスコアを見るたび絶望を感じ、12月7日の第4回目のGMAT受験後には帝国ホテル前(GMAT受験会場前)で顔があげられず涙が出そうになったことは今でも鮮明に覚えています。しかしながら、このような厳しい1年間を乗り切ることができたのも、多くの方々のサポートがあったからだと痛感しております。(東京大学の入学式スピーチ内にも御座いましたが、「今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまで周囲の環境が、私を励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたから」こそだと改めて気づかされます)   どのような段階でも暖かく応援してくれた家族、業務分担変更の申し出を受けてくれた上司、ならびに文句の一つも言いたくなる状況でも静かに仕事を引き受けてくださった同僚の皆様、はるか離れた米国から実情を聞き激励のメールを送ってくださってくれた先輩、Referenceを書いてくださった上司、エッセイを夜中でも見てくださった先輩方、定期的にランチや飲み会を企画してくださり、気にかけてくださった受験同期の方々のおかげで「何を成し遂げたいのか、どういう人間になりたいか」という純粋な問いをする余裕と時間を与えてくださったことに、この場を借りて感謝を伝えさせて頂きたいと思います。本当に有難う御座いました。   受験プロセスで驚かされたことは、在校生やアルムナイの方々が稚拙な質問であっても真摯に回答してくださること、そして嫌な顔ひとつせず時間を割いてくれるでした。SNS経由やネットワークイベントで初対面だったとしても、Skypeでのセッション、Face to Faceのミーティングをセッティングして下さる人と人との繋がりに有難みを感じます。   多くの方にサポート頂きましたので、私に何かできることがあればPay forwardの精神で今後お手伝いさせて頂ければ幸いです。何かあれば、些細なことでも遠慮なくいつでもご連絡ください。 tminoura@wharton.upenn.edu 【ブログ】 https://minopuwharton.hatenablog.com/